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Dec202006

青島だぁ!

青島幸男さんが亡くなったそうです

ワタクシ、国会議員の彼は好きでした。応援してましたよ
でも、都知事としての彼は...ま、自分は東京都民ではないからね

思うに、彼は議員として行政を監視したり立法でリードする人であって
自分が行政の長になる人ではなかったと思うんです
彼の最大の功績は鈴木都政を終わらせたことで
最大の失策は、自分が都知事になってしまったことではないかと...

放送作家としては素晴らしい人でした

役者としては...これはもう『意地悪ばあさん』に尽きるでしょう
子供の頃はよく見ましたよ
でもね、今になって思い出すのは『泣いてたまるか』のほうなんです
小学校2、3年の頃の番組で、断片的にしか覚えていないんですが
毎回設定の違う単発ドラマで
渥美清さんや中村賀津雄さんと交互にペーソスあふれる主人公を演じていましたっけ

こんなストーリーがあったな
会社をクビになってしまうけど、妻には言えない
毎日いつものように家を出て、アルバイトなどをしてるんです
で、給料日に、前の会社の経理に頼み込んで給料袋をもらってきて...
自分がサラリーマンになってから、このストーリーだけが忘れられないのです

ご冥福をお祈りいたします

Dec182006

ポインセチア?

ポインセチア

えっ、これが?

まるでバラみたい...と思ったら
「ウィンターローズ」という品種(商品名?)だそうです

この冬はクリスマスも正月も派手に飾り付けないつもりなのですが
せめて小物くらいは身近なところに置いていたいと思います


ネタ切れ防止の午後8時投稿です (^^ゞ
昼間撮った写真ですから
いつ作った記事かはバレバレですね


Dec172006

真の主役



『幸福の黄色いハンカチ(1977年)』と健さんのことを書いたら
当然『遥かなる山の呼び声(1980年)』についても書かねばなりません
いや、「ねばなりません」って、自分の気が済まないだけなんですが...

で、この映画、いちおう主演男優は高倉健さんということになっております

ところが、上映されて26年経った今
ワタクシの記憶には健さんが登場したシーンが思い浮かばないのであります (^^ゞ
確かこれは吉岡秀隆クンのデビュー作でもあって
まだ子役だった彼と健さんの交流がストーリーの重要な部分でもある
と、この映画を紹介したあちこちのサイトで書かれているのですが
この記憶がぽっかり抜けているのですね

そもそも「牧場の男の子と謎めいた流れ者との交流」というシチュエーションから
この映画は西部劇の名作『シェーン』みたいだという前評判があったのですね
『遥かなる山の呼び声』という題名からして『シェーン』の主題曲の邦題ですしね

それに高倉健と倍賞千恵子という組み合わせが
『幸福の黄色いハンカチ』の二匹目のドジョウを狙ったみたいでしょ
そういう先入観もあって、ちょっと斜に構えてしまいたくなる映画だったんですよ
…それでも見に行ったワタクシは、山田監督のファンでありました

先入観といえば、山田洋次監督の名作『家族(1970年)』という映画は
長崎の炭鉱から北海道で酪農農家に転じる家族の
日本縦断の移動と当時の日本を描いた作品なのですが
その家族が目指した根釧原野の開拓村が中標津
妻を演じたのが倍賞千恵子さんで、役の名が風見民子
つまり『遥かなる山の呼び声』の設定につながってしまうんですよ
こうなるともう高倉健さんそっちのけで
「ああ、井川比佐志さん死んじゃったのか」って見てしまうんですねぇ

それやこれやで、この映画ってあんまり印象に残っていないのです


では、何を覚えているのかといいますと、ハナ肇さんなのです

ハナさんは最初、民子に横恋慕して言い寄っているのですが
それを追い払おうとする健さんと喧嘩になり
その結果、逆に打ち解けて民子と健さんを守る立場に転じるのです

いいねぇ...男が心意気に感じ、自己犠牲の愛に生きる
まさしく『男はつらいよ』の寅さんにも通じるところのある山田洋次監督の真骨頂です

この映画を『シェーン』ではなく『無法松の一生』に似ていると見る人もいるようです
それはたぶん「未亡人に惚れた男が、その息子と交流し育んでゆく」という点で
そういう共通点を見出したのかもしれませんが
ワタクシは無法松の
  無教養で粗野な男だったが
  その心は、泥の中のダイヤモンドのようにキラキラ輝いていた
というキャラクターから、これはむしろハナ肇さんこそが主役であると
そう思っているのです

この映画、ラストの列車の中のシーンは感動的です
民子とハナさんが刑務所に護送される健さんと同じ列車に乗り合わせてきて
世間話を装って「民子さんはお前を待ってるぞ、それまで俺が守ってやるから」と
聞かせて伝える場面は涙を誘うのですが
ここで「あっと驚くタメゴロー!」(古~っ。知ってる?)なのです

倍賞千恵子とハナ肇が列車に乗っているといえば
『なつかしい風来坊(1966年)』の感動的なラストシーンではありませんか

  ちょっとした誤解が元でハナ肇は暴行罪ほかで逮捕され
  被害者とされた倍賞千恵子は失踪してしまったのですね

あの映画も「このまま終わったんでは後味が悪いな」と感じていたところに
一転して涙、涙の感動的ハッピーエンドになるのですが
それがまさにこの二人が一緒にいるというその事実
もうセリフも何もいらない、この二人が赤ん坊と一緒に並んでいるだけで
「わかった、良かったな!」

そのラストシーンが見事にオーバーラップしてきたんですよ

この印象が強すぎて
ワタクシの記憶から健さんや吉岡クンが消えてしまったに違いないのです

Dec152006

年賀欠礼申し上げます

今日から年賀郵便の受付が始まりましたね
ニュースを見て、この週末には書かなくっちゃと思った人も多いでしょう
昨年のワタクシは、PCの不調のせいもあったのですが
年末ギリギリに作ったような記憶があります

でも、今年はそういうドタバタとは無縁です

これまでときどき奥歯に物がはさまったような書き方をしていたので
うすうす気づいている人もいるでしょうし
もちろんワタクシから現物が届いている人もいると思いますが
今年は「年賀欠礼」を11月末に出してしまったんですよ


9月に義父が亡くなりました

宗教の教義によっては「あの世で生まれ変わる」「天国に召される」など
むしろめでたいと解釈することもできるでしょうが
遺された者としては、やっぱり淋しく悲しいことです

それとは別に、前にも書きましたが
年賀状はもはや「新年を寿ぐ」挨拶ではなく
近況報告をしあう手段だという思いもあります
身内の不幸と「年賀を控える」ことは別物ではないか
…その考えがずっとあるのです

いずれにしても、こういうときほど誰かと話したい、声をかけてもらいたい
そんな気持ちがあるのです

でも、やっぱり世間体というものもあるから
こちらから年賀状を出すというのもどうかな、と
いろいろ葛藤した末に、やっぱり年賀欠礼を出すことにしたのです



せめてものこだわり、とでも言いましょうか
「喪中につき...」という言葉は使いませんでした

これはまったく自分勝手な思い込みなのですが
「喪中」と聞くと、家の中でひっそりと過ごしているイメージなのです
極端に言うと、世間との関係をも絶ってしまうような

でも、実際は悲しみを抱えながらも社会生活を続けなければいけません
それに人間は悲しみだけでは生きてゆけません
笑いがなければ生きてゆけないのです
通夜や葬儀の日だって、ずっと泣いているわけじゃないでしょ
ふとした冗談に笑ったりするものです

故人の思い出を昇華して楽しいものに変え
思い出を糧にして生きてゆく力をつけてゆく...
ひょっとするとこれが本来の「喪に服す」ことかもしれませんが
まぁとにかく「喪中」という言葉は使いたくなかったのです

  しかし、文頭に書くには便利な言葉だというのは間違いありません
  あれを大きく書くだけですべてが通じてしまいますから

ということで
「今年も残すところわずかとなりました」
という普通の書き出しで始まり
永眠とか往生とかいう来世を感じさせる言葉を使わずに
「私どもでは、九月に○○が死去いたし」
と淡々と事実のみを記し
「はじめて迎える正月は海が好きだった父を偲びつつ
 静かに迎えたいと思いますので
 新年のご挨拶は失礼させていただきます」
と、あくまでもこちらの都合で出さないよとお詫びさせていただきました

はがきの絵柄も海と大空が一面に広がったものを
フリー素材のサイトで探してきて使いました



こんな年賀欠礼を受け取って、中には眉をひそめる人がいるかもしれません
賛否両論あるでしょうね
ワタクシも無理に人に勧めようとは思いません

意が伝わるかどうか判りませんが
あからさまにはしゃぎこそはしないけど
新しい年を静かに迎えこそすれ、来年も元気にやってゆきますよ
そんな気持ちをこめたつもりです

だから友人知人から元気を伝える便りが届くのは歓迎なのです
…それが、お年玉つき年賀はがきなら、なおさら (^^ゞ

keturei.jpg

Dec142006

独占交渉権利金

どうやら松坂クンの入団交渉はまとまったようですね
これで西武球団にも邦貨にして60億円のお金が入ってきます

…ん? これって金銭トレードと同じじゃない?

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